【軸なしキーボード】Logicool G213rをレビュー

2022年11月27日

今回はLogicool社が販売している『G213r』ゲーミングキーボードのレビューをしていきます。

G213rはamazonのゲーミングキーボードカテゴリーでベストセラーになっている商品です。

筆者もレビューを拝見し気になって購入、実際に使ってみました。

その結果、

G213rはこのような方にオススメ!!

「コスパの良いキーボードが欲しい!!」
「ゲーミングキーボードを使ってみたい!!」
「聴いている音楽を1ボタンで再生したり停止できたら素敵!!」

こんな風に考えている方にはかなりオススメできるキーボードだなと感じました。

特にメディアコントロールキーRGBライトが素晴らしいと感じたので、その辺りも触れていきます。

そんなG213rの特徴や『買って良かった点』『ちょっと残念だった点』をお伝えしていきます。

※旧製品である『G213』との違いや、購入の際の注意点も記載しますので参考にして頂ければ幸いです。

G213rの外観のレビュー

G213rの正面はこんな感じ

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全体はこんな感じ。

全体像。パームレストとテンキーがある分、サイズは大きめです。

G213rとG913の大きさの比較画像
同じLogicoolから出ているフルサイズキーボードのG913とサイズ感を比較。

G913と比べても奥行きがかなりあることが分かります。

購入の際はスペースが確保できるかどうかを確認しておくと良いでしょう。

奥行きは21.8 cmで幅は45.2 cmとなっております。

G213rの背面はこんな感じ

背面のチルトスタンドは横向きなので、キーボードを上下に動かしても勝手に収納されることはないです。

この横向きチルトスタンド、モニタースタンドの奥にキーボードを追いやって収納する機会が多い方にとっては嬉しいポイントなのではないでしょうか?

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横向きのチルトスタンド

チルトスタンドにも滑り止めがついてるのも好印象。

筆者はゲーミングキーボードは幾つも所有していますが、チルトスタンドにも滑り止めがついているキーボードははじめて遭遇しました。

G213rの特徴

ここではG213rの大きな特徴について書いていきます。

パームレスト

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キーボード本体に比べるとパームレストは光沢があります。

パームレストの質感はキーボード本体に比べると少しザラザラしており、多少の滑り止め効果はありそうな感じ。

見た目からは取り外しができるようなイメージを持ちますが、取り外しはできないので注意が必要です。

取り外しこそできませんが、きちんとパームレストの役割は果たしてくれているのでキーも打ちやすいですし疲れにくいです。

メディアコントロールキー

G213rの最大の特徴とも言えるメディアコントロールキー

G213rのメディアコントロールキーの画像
G213rのメディアコントロールキー。

電話がかかってきた時や、部屋に人が入ってきた時など、咄嗟に音楽や動画を止めないといけない場面ってありますよね。

そんな時に使えるのがこのメディアコントロールキー。

これがかなり便利で、筆者がG213rの機能の中で一番気に入ったのもこの機能。

ただし、メディアコントロールキーで再生や停止の操作できるのはメイン出力にしているもののみなので注意が必要です。

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Windows10環境でのメイン出力画面。Windowsキー→設定→サウンド からこの画面に移行できます。

例を挙げるとすると、

A:Spotifyなどの音楽ストリーミングソフトをメイン出力(スピーカー等)にしている

B:FF14などのゲームをメイン出力以外のもの(ヘッドセット等)にしている

この場合、BのFF14がアクティブだったとしても、メディアコントロールキーで再生/停止や消音ができるのはAのみです。

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クラゲちゃん

消音したくなるであろうソフトをメイン出力にすればいいのね?

また、全体を見たら少ないかもしれませんがUSB-DACを使っている方はボリュームの調整がうまくいかないことがあります。

具体的にはボリュームの0で消音はできるものの、ボリュームの2と100が同じ音の大きさになってしまうことが確認できました。

その場合はアナログ接続するとメディアコントロールキーを用いて段階的な音量の調整が可能になります。

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イカくん

G213rを購入しメディアコントロールキーで音量調整をしたいと思ってる人は、接続方法に注意する必要があるんじゃなイカ?

バックライト

G213rのバックライトはハッキリと光ります。発色もゲーミングデバイスでよくある1680万色。

そんなバックライトですが、発色や発光パターンはG HUBというロジクール製品を快適に使う為のソフトウェアで設定することができます。

G HUBのインストール方法や各種設定のやり方を詳しく書いた記事がありますので、G213rをより便利に快適に使いたい方は是非こちらの記事もどうぞ。

G HUBのインストールから便利な設定、マクロ作成まで徹底解説!

G213rの使用感のレビュー

ここでは実際に筆者がG213rを使ってみた感想を書いていきます。

軸なしならではの打鍵感

G213rはメンブレンキーボードです。

「メンブレンキーボードって何ぞや??」って方の為にメンブレンキーボードの特徴を説明すると……

・音は静かな方。
・軸のあるキーボードでよくある“カチカチ”とした音は出ず、ソフトな感触でどちらかと言うと“パタパタ”するような感じ。
・ストロークが深いことが多く、それ故に反応速度は遅め。
・デスクトップパソコンに無料で付属してくるキーボードに多いタイプ。

このような感じになっております。

G213rの打鍵感は柔らかく、しかしきちんとキーを押している感触が強く感じられます。

一定の深さまでキーをストロークすると指に力を入れていないのに吸い込まれるような軽さがあります。

打鍵音は静かめ

G213rはキーを押し込んだ際は軸なしモデルゆえに、他のキーボードでよくあるクリッキータイプやタクタイルタイプの様な小気味の良い音は鳴らないので耳への爽快感は少なめ。

また、キーによって音の大きさが違います。エンターキーは若干音が大きめ、その他のキーは大体同じような感じ。

しかし、いずれにせよ静穏性は高めなのでボイスチャットをすることが多い人や、静かにタイピングしたい人にはかなりオススメ。

実際、筆者もボイスチャットをすることが多い環境なのですが、G213rにしてからタイプ音をマイクが拾うことは少なくなりました。

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イカくん

VC中はカチャカチャ鳴ってなイカ気にしてしまうよね

G HUBでできること

専用ソフトウェアである『G HUB』では、RGBライトの変更の以外にもファンクションキーの割り当て変更とゲームモード中に誤って押したくないキーの設定ができます。

ファンクションキーの割り当て変更

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このようにF1キーからF12キーに好きな機能やキー、起動するアプリケーションなどを割り振ることができます。

G HUBでファンクションキーを編集できないキーボードが数多くある中、ファンクションキーにマクロを設定できたり他の機能を割り当てたりできるのは嬉しいですよね。

使わないファンクションキーに自分が良く使う機能を割り振れるので作業効率も上がります。

G HUBでマクロ編集やキーの割り当ての設定方法を確認したい人はこちらから

ゲームモードを使って誤入力対策

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ゲームモードボタンを押すと、指定したキーを押しても反応しなくなるモードに切り替わります。

ゲーム中などキーを誤って押してしまう場面が多いときに活躍してくれます。

ゲームモード機能を取り入れたら誤入力は明らかに減りますし、誤入力によって発生した動作の修正などもしなくて済むようになりますので、かなり快適です。

G213rの買って良かった点

ここではG213rを購入して良かった点を書いていきます。

G213rはコスパがかなりいい!!

エントリーモデルだけあってかなりコスパはいいです。

2022年11月現在、新製品であるG213rはamazonで6000円強……これをコスパが良いと言わずしてなんと表現すればいいのでしょう!!

キーの軸の有無などにこだわりがない人で光るキーボードが欲しい人、初めてゲーミングキーボードに触れてみたいと思ってる方はG213rを買えば間違いないです。

メディアコントロールキーやバックライトがとにかく素敵!!

6000円強でメディアコントロールキーがあるキーボードってそもそも数が少ないんですよね。

ゲームをしながら音楽を聴くことが多い方は一度メディアコントロールキーがあるキーボードを使ってみて欲しいです。

また、Youtubeなどの動画サイトで音量の感じ方を調整するのにも役立ちます。

それに加えてG HUBを使えばRGBライトも自分好みに綺麗に光ります。

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ライティングがとても綺麗で気に入っています。気分によって色を変えるのもGood。

G213rのイマイチだった点

ここではG213rを購入してイマイチだった点を書いていきます。

パームレストが取り外しできない

G213rのパームレストは取り外しができないのが少し残念ではありました。

筆者はパームレストは有ったら嬉しいと思うタイプなのでさほど気にしている訳ではありません。

ただ、取り外しができたら完璧だったなぁ……と言う気持ちにはなります。

それほどまでにデザインや機能面、コストパフォーマンスが優秀なキーボードなのです。

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グソクムシくん

パームレストはついてて損ないけどね

質感がちょっと残念

機能面では申し分ないのですが、ライティングなどの光り方を除く見た目の部分はイマイチです。

キーの質感も高級感があるわけではなく、各種ボタンも見ていてテンションが上がるような質感はないです。

キーボードの見た目は二の次で、機能面を重視する方は気にならないと思うのですが。

G213とG213rの違い

ここでは旧製品であるG213と、新製品のG213rの違いを書いていきます。

基本的には大きな差はありませんが、筆者が見つけた限り二つの違いがありました。

G213rはG HUB標準対応

G213rはG HUBに対応しています。

以前はLogicoolのソフトウェアと言えば『Logicoolゲームソフトウェア』でしたが、旧製品をニューモデルにする際に『G HUB』に移行しているイメージです。

マクロ機能やLIGHTSYNCなどの設定方法はこちらから。

G213rは背面の滑り止めが少なめ

旧製品であるG213はキーボード背面の手前側に滑り止めがびっしり貼ってあるそうですが、新製品であるG213rは画像の様に控えめな滑り止めがついています。

旧製品であるG213の滑り止めが好きな方は、あえてG213rを購入せずG213を購入するのを視野に入れてもいいのかもしれません。

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黄色の円で囲ってあるのがG213rの滑り止め。

まとめ

結論はコスパの良いゲーミングキーボードが欲しい人にかなりオススメ!!

ここまでコスパの良いキーボードは中々ないので、はじめてゲーミングキーボードを使ってみたいと思ってる方にはかなりオススメ。

2022年11月現在amazonではG213rのレビュー数は5000件を超えていますし、その上で80%以上の人が☆を四つ以上付けています。

なので、ほとんどの人にとって高評価であるキーボードと言えます。

もちろん、G213rはゲーミングキーボードのエントリーモデルであることに違いはないので、デザインや機能をもっと尖らせたキーボードは存在します。

ですが、自分の好きな色に光るキーボードを使いたかったり、一般的なキーボードにはない多機能さを求める人にはうってつけの商品と言えるでしょう。

G213rはG HUBにも対応しているのでマクロ機能や、他機能の割り当てが使えるのも便利です。

これを機にゲーミングキーボードデビューしてみてはいかがでしょうか?