リモートワークをする人も増えつつある昨今。
椅子は多くの時間を共に過ごす人生の相棒ですが、買い替えるタイミングというのはいつか訪れるもの……。
「折角買い替えるなら良いオフィスチェアが欲しいなぁ」という方にオススメしたいのがエルゴヒューマンのオフィスチェア。
・筆者がエルゴヒューマンプロ オットマンを5年使ってみて感じたレビュー
・エルゴヒューマンのおすすめ掃除方法
本記事はエルゴヒューマンを購入するにあたって、皆さんが感じる不安な気持ちを払拭できる内容となっておりますので、是非参考にしてください!
エルゴヒューマンの種類
エルゴヒューマンの製品モデルは大きく分けて5種類あります。
価格帯が安い順に紹介します。
- 一部の販売店で購入できる最もシンプルなデザインの『エルゴヒューマン スマート』
- エルゴヒューマンのエントリーモデルで取り扱いしやすい『エルゴヒューマン エンジョイ』
- 日本人の体型にあったサイズ感でありつつも見た目のデザインも両立させた『エルゴヒューマン フィット』
- ランバーサポートやアームレストの高さを調整できる機能性の高い『エルゴヒューマン ベーシック』
- 機能性と耐久性をさらに追求し、前傾チルト機能も追加された『エルゴヒューマン プロ』
の五種類です。
ヘッドレストの有無や、アームレストの有無で価格は変わってくるのですが、概ねこのようになっております。
今回はエルゴヒューマンの中でもポピュラーな『エンジョイ』と『ベーシック』、『プロ』のモデルを紹介したいと思います。
エルゴヒューマン エンジョイ
エルゴヒューマン エンジョイは、エルゴヒューマンから発売されているチェアの中でも一番価格がお手頃で購入しやすいモデルです。
ヘッドレストが付いていて後傾体勢でもリラックスできるHIGH Typeと、ヘッドレストがなく持ち運びもしやすいLOW Typeの2パターンあります。全12色。
・ヘッドレストの高さ+角度調整
・ハイブリッドレバー標準搭載
・リクライニングのテンション調整
・バックシートの高さ調整
・PUキャスター採用
・座面昇降
・座面奥行き調整機能
・リクライニング機能

エントリーモデルでもカラーバリエーションが豊富なのは嬉しいわね!

エルゴヒューマン ベーシック
エルゴヒューマン ベーシックは、エントリーモデルであるエルゴヒューマン エンジョイと最上位モデルであるエルゴヒューマン プロとの中間に位置するモデルです。
こちらもHIGH TypeとLOW Typeがあり、HIGH Typeには別売りのジャケットハンガーを取り付けできます。こちらも全12色。
エルゴヒューマン エンジョイと比較して『独立式ランバーサポート』が追加されています。
・独立式ランバーサポート
・ヘッドレストの高さ+角度調整
・ハイブリッドレバー標準搭載
・リクライニングのテンション調整
・バックシートの高さ調整
・PUキャスター採用
・座面昇降
・座面奥行き調整機能
・リクライニング機能

腰痛に悩むデスクワーカーはベーシック以上のモデルを購入すればいいんじゃなイカ?

エルゴヒューマン プロ
エルゴヒューマン プロはエルゴヒューマンの最上位に位置するモデルです。
HIGH Typeしか存在しませんが内蔵オットマンを追加することができます。
オットマンを追加したエルゴヒューマン プロは『エルゴヒューマンプロ オットマン』と呼ばれ、エルゴヒューマンのフラッグシップモデルになっております。
エルゴヒューマン ベーシックと比較して『座面チルト機能』が追加されており、快適なデスクワークが更に快適に。
例に洩れずカラーは12色。好きな色のチェアで作業ができるので日々の生活も華やかになることでしょう。
・独立式ランバーサポート
・ヘッドレストの高さ+角度調整
・ハイブリッドレバー標準搭載
・リクライニングのテンション調整
・バックシートの高さ調整
・PUキャスター採用
・座面昇降
・座面チルト機能
・座面奥行き調整機能
・リクライニング機能
この記事ではこの『エルゴヒューマンプロ オットマン』のレビューをします


エルゴヒューマンプロの仕様
ここではエルゴヒューマン プロの仕様を紹介します。
他のモデルと共通の仕様もありますが、より詳しくエルゴヒューマンの仕様について触れていきますので、
エルゴヒューマン プロ以外のモデルを購入しようと考えてる方も参考にして頂ければ幸いです。
メッシュなので通気性が良い
エルゴヒューマンの座面はモールドクッションタイプとメッシュタイプが選べますが、筆者がオススメするのはメッシュ座面。
モールドクッションは座面のカラーが黒固定になってしまうので、豊富なカラーバリエーションを活かせない面もそうですが、どのモデルも背面はメッシュ材なのでメッシュ座面の方が統一感が出ます。
メッシュ座面は、ほこりが溜まりやすいなどのデメリットはありますが、お尻や太ももが蒸れないのはメッシュならでは。
とにかく通気性が良いので、夏場などはより作業に集中できるようになり、生産性が上がること間違いなし。
太ももが触れる部分はメッシュの下にクッションが敷いてあるので安定感もあります。
ランバーサポートで腰痛持ちの強い味方
ランバーサポートは背骨のカーブをS字に保ちやすくしてくれる機能です。
ランバーサポートによって腰への負担が軽減され、長時間デスクワークや他の作業をしていても疲れにくくなります。
仕事でもプライベートでもチェアに座っている時間が長い人ほどランバーサポートの恩恵を感じられるでしょう。
筆者は腰痛持ちで座ってる時間は一日10時間以上ですが、エルゴヒューマンを購入してから腰痛に悩まされる日が目に見えて減ったのを実感しています。
カラーバリエーションとメッシュの仕様
エルゴヒューマンはのカラーバリエーションはエンジョイもベーシックもプロも12色ですが、選ぶ色によってメッシュ材の材質が変わります。
大きく分けて二種類あり、落ち着いた色で通気性が良い『エラストメリックメッシュ』と、鮮やかな色で肌触りが良い『3D ファブリックメッシュ』があります。
・落ち着いた色が特徴 (KM-10グレー、KM-11ブラック、KM-12レッド、KM-13オレンジ、KM-14グリーン、KM-15ブルー、KM-16ホワイト)
・通気性と耐久性に優れている
購入の際は色だけじゃなく材質にも注目するといいわね!

・鮮やかなカラーバリエーションが特徴 (KMD-31ブラック、KMD-32レッド、KMD-33オレンジ、KMD-34グリーン、KMD-35ブルー)
・耐久性に優れている

デスクチェアの中ではかなり鮮やかな色合いなので色でも楽しみたい人はこっちがいいんじゃなイカ?
エルゴヒューマンプロのオットマンについて
エルゴヒューマン プロはオットマンが内蔵されているモデルもあります。
オットマンとは足置きのことで、オットマンがあるとチェアに座っていても足を伸ばすことができ、ゆったりとした体勢で過ごすことができます。
本項でオットマンを付けるべき人の特徴とつける必要のない人の特徴を紹介するので、参考にして頂ければ幸いです。
オットマンを付けるべき人
オットマンを付ける一番のメリットは、自分にとって楽な体勢がとれる事でしょう。
なぜならチェアの上で過ごす時間は決して短い時間ではないので、オットマンを付けることは多くの時間をリラックスして過ごせることに繋がります。
特に日本人は世界をみても座っている時間が多く、座った状態でいる時間は一日平均7時間ともいわれています。
オットマンを付ければその時間をリラックスした体勢で過ごすことができます。

オットマンを付ける必要がない人
先ほどはオットマンを付けるメリットをお伝えしましたが、中にはチェアで休む習慣がない人もいます。
リラックスしたいときはベッドに横になる人や、ゆったり過ごせるソファを所有していてそちらにお世話になる人もいるかと思います。
そういった方はオットマンを付けても持て余す可能性が高いので、オットマンを付ける必要はないでしょう。
それにオットマンは座面の下に収納できるのですが、ほこりが溜まりやすい箇所でもあるので、掃除の際は余計な手間が増える場合も。

結論
結論は、オフィスチェアの上で休みたいと思ってる人や、既に休む習慣がある人はオットマンを付けるべきです。
筆者はオフィスチェアの上で休む習慣がないのにオットマンを付けてしまい、若干後悔しています……。
オットマンの有無で値段もそこそこ変わってきますので、購入の際はよく考えてオットマンを付けると良いでしょう。
エルゴヒューマン プロの良いところ
ここではエルゴヒューマンプロの良いところを紹介します。
購入してから毎日10時間以上座り続けて早5年。エルゴヒューマンを購入しようとお悩みの方に魅力をたっぷり伝えていきます。
耐久性も抜群
エルゴヒューマン プロの魅力は、なんといってもその耐久性でしょう。
筆者はエルゴヒューマンを購入する前は、合成皮革のゲーミングチェアを使用していました。
合成皮革のオフィスチェアやゲーミングチェアを長年使っている方には伝わると思いますが、毎日の使用や経年劣化で皮革部分がポロポロ剥がれ落ちるんですよね。
しかし、エルゴヒューマンは耐久性が高いメッシュ素材なので、そのような心配はありません。
購入したときと変わらない見た目で部屋に存在してくれるので、愛着も沸きますし、長期的にみたらコストパフォーマンスもとても良いです。

アームパッドは購入可能
エルゴヒューマン プロは耐久性が高いパーツだけでないです。
しかし、消耗の激しいアームパッドやキャスターは個別に購入することができます。
エルゴヒューマン本体自体が高価なので、別売りパーツも多少値が張りますが破損した個所をそのままにしなくても済むのは気持ちがいいです。
毎日使うような家具は、部分的にでも壊れてしまうと「ここ、壊れてるんだよな……気になるな……」となりますよね。
エルゴヒューマンはそのような心配が少ない、素晴らしいオフィスチェアです。
キャスターも購入可能
基本的にはオフィスチェアは人が触れるところや、力が入りやすいところが壊れやすいです。
その代表なのがキャスターです。
しかし、キャスターも別売りされているので破損した場合は交換が可能です。
本項ではキャスターの交換方法や、キャスターに関するお得な情報を記載します。
正規品のキャスターはウレタン素材のみ
エルゴヒューマンの純正キャスターは別売りされていますが、素材はPU(ポリウレタン)のみです。
ポリウレタン素材のキャスターはフローリングとの相性は良いですが、カーペットやクッションフロアのような床材との相性は決して良くありません。
床材と相性の悪いキャスターを使用するとキャスターが滑りにくいので注意が必要です。
では、カーペットやクッションフロアの方はどうすればいいのか……?それは下に記載します。
キャスターは他メーカーとの互換性アリ
カーペットやクッションフロアと相性が良いキャスターの素材はナイロンです。
ナイロンキャスターは、別メーカーのOAチェア用のナイロンキャスターと互換性があります。
値段も純正ポリウレタンのキャスターよりも安いですし、キャスターの直径こそ純正と比較して小さいです。
しかし、カーペットやクッションフロアでエルゴヒューマンを使用しようとしている方は他に選択肢がないので一考する価値はあるでしょう。

エルゴヒューマン プロのイマイチなところ
ここまでエルゴヒューマンの良いところを書いてきましたが、いまいちなところも存在します。
購入前から分かるところだけでなく、実際に使用してみて分ったことも書いていきますので参考にして頂ければ幸いです。
値段が高い
値段は高いです。かなり。
2022年10月に値上げされ、かなり高価なオフィスチェアになりました。
しかし、筆者はエルゴヒューマンプロ オットマンを五年使ったので、一日に換算すれば日々の使用料は100円弱。
これを安いとみるか高いとみるかですが、急な出費ができる人も少ないと思うので購入の際は慎重にならざるを得ないです。
五年使った今だから言えますが、購入して後悔はしてません。これからも大切に使います。
アームレストがガタガタするので気になる人は気になるかも
アームレストはガタガタします。
軽く触れて揺らしてみるとガタガタと音が鳴り、なんとも不安定な印象を持ちます。
エルゴヒューマンのアームレストは上下にも左右にも調整できるので、ある程度の隙間は構造上しょうがないのかもしれませんが、気になる人は気になるかもしれません。
ほこりがたまりやすいのでこまめな掃除が必要
恐らく、エルゴヒューマンを購入した人の9割が感じるであろう最大の欠点、それはホコリが溜まりやすいことです。
メッシュ材なのでホコリを捕まえやすく、それが座面に留まりやすいんですよね。
なのでエルゴヒューマンは定期的に掃除が必要なオフィスチェアと言えます。
しかし、ホコリが溜まるとだけ言われると不安になる方もいると思うので、エルゴヒューマンを五年使用した筆者がオススメの掃除方法もお伝えします。
金属部分の掃除
エルゴヒューマンの金属フレーム部分はアルミニウムで出来ています。
なので、エルゴヒューマンをいつまでも綺麗に保ちたい方はアルミニウムの研磨や艶出しができる液剤で定期的に磨くといいでしょう。
筆者がオススメする液剤は、フリッツのメタルポリッシュです。

メッシュ部分の掃除
メッシュ部分はホコリが溜まりやすいのですが、そのままはたいて落とそうとするとホコリが舞い上がります。
ホコリが散らばっても仕方ないので、筆者はリセッシュやファブリーズなどの除菌用スプレーをエルゴヒューマンに吹き付けホコリを湿らしたのちに、ハンディモップで拭いています。
こうすることによって除菌もできますしホコリも散らばらないのでオススメです。
元々がメッシュで通気性も良いから、そこからカビが生えたりしないわ!!

その他の部分の掃除
ホコリが最も留まりやすい部分、そこは座面下です。
座面下は上に座面のメッシュが存在するため、スペースも狭く掃除がしにくいです。
手も伸ばしにくいので掃除のときは一苦労……。しかし、ここでも除菌スプレーが役に立ちます。
少ない隙間を見つけてスプレーをホコリめがけて吹き付け、ハンディモップや濡れたタオルで一気に拭き取る!!
細かいところはエアダスターもあると便利です。その際はホコリを吸い込まないようにマスクをしておくと良いでしょう。
エルゴヒューマン プロはメーカー保証アリ!!
エルゴヒューマンはメーカー保証があります。
保証期間1年 外観・表面仕上げ(塗装及び樹脂部分の変色退色、レザー・クロス・キャスターの磨耗等) 保証期間2年 機構部・可動部(スライド機構・昇降機構等)などの故障 保証期間5年 強度・構造体に係わる破損
代替機の貸出もあるようなので、安心して保証を受けられますね。
まとめ
今回はエルゴヒューマンのポピュラーな3機種の紹介と、エルゴヒューマンプロ オットマンのレビューをしました。
エルゴヒューマンは高価なだけあって購入には勇気がいることかと思われますが、それを乗り越えたら快適なオフィスチェア生活が待っていること間違いなしです!!
耐久性もデザインも良い上に、腰痛防止にもなる最高のオフィスチェア、それがエルゴヒューマン。
メーカー保証もついていますし、快適さを求めるなら買わない理由はないですよ。
あなたもエルゴヒューマンデビューしてみませんか?